アメリカの愛犬家団体アメリカン・ケンネル・クラブ(AKC)が発表した2013年の人気犬種ランキングのトップ50を日本語で紹介する。
第一位はラブラドール・レトリーバー。23年連続で首位に君臨している。
トップ5はほぼ不動だが、唯一の例外は5位のブルドッグ。10年前の16位から徐々に人気が高まっている様子がうかがえる。
フレンチ・ブルドッグも10年前の54位から2013年は11位と大幅に順位を上げ、近年は愛らしい顔のブルドッグ・ファミリーの人気が高い。
気になる日本犬では秋田犬が44位、 柴犬が45位。
表示内容は左から[2013年の順位] [犬種]([5年前の順位]・[10年前の順位])
1位 ラブラドール・レトリーバー(1位・1位)
2位 ジャーマン・シェパード(2位・4位)
3位 ゴールデン・レトリーバー(4位・2位)
4位 ビーグル(5位・3位)
5位 ブルドッグ(8位・16位)
6位 ヨークシャーテリア(2位・6位)
7位 ボクサー(6位・7位)
8位 プードル(9位・8位)
9位 ロットワイラー(14位・15位)
10位 ダックスフンド(7位・5位)
子犬を生ませる方に是非お薦めしたいのが“犬のブリーディング テクニック”(発行 ペットライフ社/発売 緑書房)だ。著者はディーターフレイグ氏、監訳は獣医師にして医学博士の川合清洋氏。 犬の交配に関する本には過去の慣習に基づき科学的な裏付けのない記述が散見されるものもあるが、この本は初版が2006年と比較的新しく、この時点での最新の研究結果を踏まえて居る点が優れている。 過去の慣習とは、例えば子犬にニンニクを与え続ければジステンバーの予防接種は必要ないと海外で広く流布されている考え方などを指すが、この本ではキッパリと否定している。どちらが正しいかは獣医の意見を聞くまでもないが、むろん、子犬に大蒜を与えたからと意ってジステンバーの予防にはならない。 この本では、他にブリーダーとしてあるべき姿や犬舎について、また顕微鏡写真は各種統計に基づく交配用牡犬や雌犬の身体の仕組み、妊娠から出産までに注意すべき事柄、そして出産後に留意しなければいけない病気や健康に関する記述など、新米ブリーダーによって必須に知識が詰まっている。 本書は、はじめてイヌを交配する人にとても良いバイブルとなるだろう。 |