涼しい環境で散歩をさせてあげようと思い立ち、ニッコウキスゲが咲き誇る標高2,000メートルの高峰高原まで足を運んだ。冬場はアサマ2000というスキー場になるこのエリアは浅間山登山の入り口のひとつでもある。
朝7時半で気温は15℃。快適だ。
高峰高原ビジターセンター駐車場に車を停め、高峰高原ホテルの裏手から高峰山(2,106m)の頂を目指す。往路40分、復路35分程度の道のりだ。最初の20分は急な上り坂だが後はゆるやかに登ったり下りたりを繰り返す楽な行程で、途中小諸市街地が眼下に見下ろせる眺望もあり、手軽で楽しいハイキングコースである。
山頂に高さが4m程度はあろうかといういう大きな岩があった。これを見たサフランは大興奮。ドドドッとあっという間に登っていった。サフランの行動を見たメイプルも「ワタチもワタチも」とばかりに大興奮。止めるまもなく追随してロッククライミング。登りはともかく下りる際に足を踏み外したらメートル単位で落下し岩に体を打ちつけて大怪我をすることが必至と思われた。
岩登りの写真二枚目の段階で大いに焦り大声で呼びかけた。もはや悠長に写真を撮っている場合ではない。岩に走り寄るとメイプルは「あ、パパ」と向かってこようとするが、案の定、大きな平たい石に乗っていたメイプルだが爪が滑り尻込みをして下りられない。メイプルの位置まで登り抱き上げて下りた。
一方サフランはというと頂上まで登った後に鹿のごとく身軽に下りてきた。こちらへの心配は杞憂だったものの、ドキリとした瞬間だった。
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