ラブラドールのような“たれ耳”の犬は耳腔が密閉状態になるので、耳の病気、かゆみを引き起こす真菌(カビ)の一種マラセチアが増殖しやすいので、時折耳を持ち上げて耳の穴をチェックして下さい。
写真左は正常な状態。右はマラセチアが増殖しているために赤くなった状態
マラセチアが増殖していると耳の内側が赤くなり、耳の内側をウェットティッシュをかぶせた指を差し入れて軽く拭くと濃い茶色の物質が付着します。また耳を持ち上げて匂いを嗅ぐと少量の砂糖水に鰹節を入れて煮たような甘い匂いがするのも特徴です。
写真は動物病院で処方された「外用抗真菌剤 ニトラゼン ローション2%」(岩城製薬株式会社)。キャップを開けて、先端部の突起物を押さないとクスリがでないの使い勝手は悪い。耳腔内の内壁に突起部分を押し付けてを投薬します。注意点としては、耳の内壁に対して垂直に突起物を押し付けることができれば問題はないのですが、垂直以外の角度で押し付けると突起物の角が耳の内壁を傷つけかねません。製薬会社さまにおかれては、突起部分のエッジにもっと丸みをつけて頂きたい。
一般に、ワンコは耳への投薬を嫌がるので、しっかりと犬を押さえつけて投薬して下さい。
私は耳の中に差し入れたボトルの先端に、ボトルを持っていない方の手の親指を入れ、親指の爪でボトルの先端を押すようにしています。
以前使っていたクスリは逆さにしてボトルのボディを押せば投薬できて便利だったのだが、生産中止になったらしい。
サフランの子犬たちも3頭が感染。ウチ一頭がメイプルなのだが、なかなか完治しない。獣医さんいわく、子犬同士が耳をペロペロ舐めあった事が原因だったのではとのこと。
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