ドッグフードや普通の手作り食では摂ることのできない良質で豊富なコラーゲンを多く含む牛アキレスは犬用おやつはに適している。さらに、固くて何度も噛んでから食することになるのでストレス発散効果もあって一石二鳥だ。
今回は牛アキレスのイヌ用おやつの作り方。
★材料 牛アキレス
※写真は2kg(100gあたり130円程度で購入)
★作り方
1.鍋にお湯を沸かし、沸騰したら牛アキレスをいれる。出汁を取るわけではないので水からは茹でない。沸騰してから茹でることで、牛アキレスの成分が水に溶け出すのを多少は抑えることができる。
2.茹で時間は最低1時間。時間があれば2時間半煮ると後から細く切る作業が楽。ただし長くても3時間。長く煮過ぎると溶けてグズグズになってしまうので注意。
3.茹で上がったらざるに取り、粗熱が取れたらハサミで長さを調整し、かつ縦に裂く。
1時間程度の茹で時間ではまだ牛アキレスがとても硬いので、縦に裂く作業はとても大変。もちろん裂かずに太いままでも良いけれど、1本のままだとオヤツにしては量が多すぎる。
この際、油は取り除く。ただ、軟骨と油の区別をつき難いけれど軟骨はワンコの好物。油成分の多くが水に溶け出していることもあり、ウチのワン子たちには油を含めて3度くらいに分けて全て与えている。
成形を終えた牛アキレス。まだ干す前。
4.ネットに入れて風通しの良い場所で水分が完全に飛ぶまで干す。2-4日間程度の干し時間。
三日間干したビーフ・アキレス・ジャーキー
※シチューなどの出汁に茹で汁を利用する場合
作業1ではお湯が沸騰してから牛アキレスを入れているが、ブイヨンにするならば、次のように作業する。
アキレスの頭がかぶる位のお湯を沸かし、牛アキレスを入れて10秒程度茹でる。我が家ではお風呂に入れると言っているこの作業の目的は汚れ落とし。お湯からあげたら茹で汁は捨て、牛アキレスを水から茹でる。茹で時間などその後の作業は変わらないが、コンソメを作る場合には1時間以上茹でるのに使ったお湯は捨てずに、牛アキレスを取り出したら香味野菜を投入して2時間程度は煮、その後に野菜を濾せば手作りブイヨンのできあがり。旨味が薄く感じられるならば、更に煮詰めるか、あるいはシチューの具を茹でる際に煮詰める。
ブイヨンに入れるフライパンで焦げ目をつけた香味野菜(セロリ、玉ねぎ、人参、ニンニク)
野菜は焦げ目が付くようにフライパンで炒めてから茹で汁にいれても良いし、生のままでも良い。炒めた場合はブイヨンにほんのりとして茶色目を加味する事ができるし、香りも良くなる。ただブイヨンをホワイト・シチューに仕上げるならば炒めないほうが綺麗なホワイトに仕上がる。
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