佐久市望月で開催された草競馬を観戦。子どもが騎手を務めるポニー部門では落馬をした子どもを置いてけぼりにして走り去るポニーあり、愛知県からの参戦もあった競走馬部門では疾走するサラブレッドが迫力ある真剣勝負を繰り広げたりと一日楽しく過ごせた。
決勝レースの商品は、近隣のスエトシ牧場がスポンサーとなった“子豚1頭”。
スエトシ牧場はウサギ、モルモット(これらは午後子ども達にプレゼント)、リクガメ、ヤギ、小さな馬を連れての移動動物園を開いていて子ども達を喜ばせていた。
喜んでいたのは子供たちだけに留まらず、メイプルも大きなリクガメやヤギの匂いをかいでは興奮し、小さな馬に遊びかかっていた。馬はちっちゃくっても嫌なものはイヤとはっきり表現していた。クンクン体の匂いをかぎまわるメイプルが気に入らなかったらしく、メイプルが真後ろに来るようにジリジリと回転運動をして、頃合や良しと判断したときに眼にも留まらぬ速さで後ろ足を蹴り上げていた。「蹴られるぞ!」と教えてくれる人のおかげでリードを引いて難を逃れたが、間一髪、顎をかすっていると思われるほどの近距離でヒズメが通過していった。
ところでこの小さな馬。これはポニーや子馬にあらず。れっきとして大人の馬です。何でも小さな馬を掛け合わせて作ったとか。この大きさなら普通の家でも飼えると結構人気のようです。馬は頭も良いし、何よりワンコと違って長生きをするのが魅力とのこと。
会場となった望月は平安時代から朝廷に馬を献上する名馬の産地として知られている。当地の豪族望月氏は後に支族が近江国甲賀に移って甲賀忍者の上忍、甲賀五十三家の筆頭格(甲賀望月氏)になっており、当地をはじめて訪ねることができたのは子どもの頃に白土三平ファンだった私には嬉しいことだった。
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