肛門腺(こうもんせん)は定期的に絞らないと犬の健康に良くないと誤って理解していたけれど、信頼する北軽井沢動物病院の土屋院長に本日大いに勉強になる話を伺ったので備忘録として記す。以下の記述にもし誤りがある場合には、聞き手である私の誤まった理解が原因なのであしからず。
- 肛門腺を定期的に絞らないと肛門周辺の病気を誘発するということは無い。
- 絞る必要がなければ絞る必要は無い。絞る必要があるケースとは、絞らないと肛門腺からの分泌物が排出されて、室内飼いならば部屋が汚れるなど。
- 肛門腺を頻繁に絞ると肛門腺からの分泌物を排出することが癖になり、お尻を床にこすり付けてその度に匂いのキツイ分泌物がでるようになって困ることになる。
- 肛門腺関連の病気が発生するのは、この作業になれない飼い主やトリマーが絞った事が主な原因。したがって、飼い主は、もし絞る必要があると判断した場合には、自分で作業せずに獣医に判断を委ね、作業は獣医にお願いする。
この質問をしたきっかけは、ソファに“くさやの干物”のような匂いを放つ液体が付着していたこと。おそらくメイプルの肛門腺からの分泌液が付着したことが原因と思われたので質問した次第。
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